前回のクラッチの続きで今回は燃料系強化の話です。以前に燃焼室の加工も同じ車両で考え方としては全開、全負荷時にトラブルが出ないようにするための対策を細かく施しています。
燃料ポンプは既に大容量タイプに交換しています、画像の配線及びリレーはいわゆるバッテリー直付の配線です。ボンプの電圧降下による燃庄低下を防ぐための対策をとっています。普通に考えればノーマルでも十分なのですが全開、全負荷時に少しでも電圧降下が起きないようにの対策です。
次にこの画像は大容量タイプの調整式フューエルレギュレーターです。なぜレギュレーターを変更しなくてはいけないかというと35の場合ある一定の燃庄を超えると燃庄がドロップしてしまうためその対策で調整式のレギュレーターに変更しています。ポンプを追加している場合は良いのですがノーマルレイアウトのままだとこの症状が出てしまい結果燃料が足りなくなってしまいます。
また今回画像はありませんがインジェクターは1000cc、デリバリーパイプの変更もおこなっています。
その結果ブースト1.8KをかけてもAFも薄くならず、燃庄の低下も全くおきない状態となっています。
燃料が足りなくなってブーストを下げたりといったマイナス作業は発生せず常時1.8Kでのセッティングが実施できました。また今回はAFも普段やらないような数字でのテストも実施したのである意味オーナーさんには感謝しなくてはなりません。ありがとうございます、Iさん。シャシでの結果は次の通りです。
現在最終仕上げのため別作業を実施しています。どんな走りをしてくれるか楽しみな一台です。グラフの名称は以前使用したものとの比較のため現仕様ではありません。